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JOI 商店街ではポイントカードのサービスを行っている.各ポイントカードには $2N$ 個のマスがある.商品を購入すると,くじを引くことができ,結果によって「当たり」か「はずれ」の印がマスに押される.同じマスに印が $2$ 回押されることはない.$2N$ 個のマスのうち $N$ 個以上のマスに当たりの印が書かれたポイントカードは,景品と交換することができる. また,ポイントカードの印は,$1$ マスにつき $1$ 円で書き換えてもらうことができる.
JOI 君は $2N$ 個のマスが全て埋まっているポイントカードを $M$ 枚持っている.ポイントカード $i (1 ≦ i ≦ M)$ には,$Ai$ 個の当たり印と,$Bi$ 個のはずれ印が押されている.JOI 君は $M - 1$ 個以上の景品が欲しい.
JOI 君が $M - 1$ 個以上の景品を得るために必要な費用の最小値を求めよ.
入力は $M + 1$ 行からなる.
1 行目には,2 個の整数 $N, M (1 ≦ N ≦ 1000, 1 ≦ M ≦ 1000)$ が空白を区切りとして書かれている.これは,ポイントカードには $2N$ 個のマスがあり,JOI 君が $M$ 枚のポイントカードを持っていることを表す.
続く $M$ 行のうちの $i$ 行目 $(1 ≦ i ≦ M)$ には,それぞれ 2 個の整数 $Ai, Bi (0 ≦ Ai ≦ 2N, 0 ≦ Bi ≦ 2N, Ai + Bi = 2N)$ が書かれており,ポイントカード $i$ には $Ai$ 個の当たり印と $Bi$ 個のはずれ印が押されていることを表す.
JOI 君が $M - 1$ 個以上の景品を得るために必要な費用の最小値を 1 行で出力せよ.
4 5
1 7
6 2
3 5
4 4
0 8
4
入力例 1 においては,ポイントカード $1$ のはずれ印を $3$ つ当たり印に書き換えてもらい,ポイントカード $3$ のはずれ印を $1$ つ当たり印に書き換えてもらうと,$4$ 円で $4 (= 5 - 1)$ 枚のカードが景品と交換可能になり,これが最小の費用である.
5 4
5 5
8 2
3 7
8 2
0
入力例 2 においては,既に $3 (= 4 - 1)$ 枚のカードが景品と交換可能なので,書き換えてもらう必要ない.
この問題は,各ポイントカードについて景品と交換ができるようにするために必要な費用を求め,最も多く費用が必要なポイントカード以外のものを使用することで解ける.
ポイントカード i が景品と交換できるようになるのに必要な費用は、Ai が N 以上のとき 0 で, N 未満のとき N - Ai である.
プログラムでは,ループで費用の合計値と最大値を計算し,合計値から最大値を引くことで実現できる.